全体クラス:ボスニア・ヘルツェゴヴィナ
皆さんにとって、戦争ってどんなものですか。
私たちの世代は、直接は被害を受けていないけれど、
その恐怖はずっと語り継がれるべきものなのではないかと、私は考えています。
最後のクラスのテーマは、「私の戦争体験と平和のためにできること」。
みわ(右)が連れてきてくれた
ヤスナ(左)は、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ出身のジャーナリストです
彼女は幼い時、ボスニア首都サラエボ包囲戦に巻き込まれ、故郷は荒廃しました。
外では敵が銃を構えて自分たちを狙っており、
次々と人が血を流して倒れていく状況を
ヤスナは目の前で見ていました。
か弱い少女にとって、それがどれほど恐ろしいものだったかを想像すると、
私は涙が止まりませんでした。
戦争のためにできることを考えるのって
本当に難しいことだと思います。
でも、私は
「戦争を忘れない」ことが大切なんじゃないかなって思います。
忘れなければ「知る」という行為が広まっていくのではないでしょうか。
私たちは他人を憎んだり、自分勝手になったりしてしまう時もあると思うけれど、それが暴力という形で表現される必要はありません。
カッとなった時には少し目を閉じて、深呼吸してみてください。
あなたが生きてきた背景には、色んな人の支えがあって、
たくさんの笑顔に囲まれて、すくすくと成長してきたのではないでしょうか。
いつだってその思い出は、優しく心に残っています。
そばにいてくれる人を大切にして、
これからも楽しく生きていきましょう。
あなたが歩む道が、光で満ちていますように。